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アフリカツメガエルの病気について

 
アフリカツメガエルはとても丈夫なんですが、ときたま病気になることがあります。
飼育ケースの過密で過度の接触や水質の悪化などでストレスになり、病気になるケースが多いようです。
弱っているそぶりも見せないように、必死に普通を装い、あるとき、突然に様子がおかしくなるようです。
低密度できれいな水で飼育していれば、めったに弱ったようなカエルはでません。

もし、様子のおかしいカエルを見つけたら、すぐ、別の容器に取り分け、塩を入れ水の中でしばらく状態を観察します。

当方では、種親候補を選別する時期とその時に元気で形の良いものを取り分けていますので、めったに病気になるようなことはありません。
しかし、エサの奪い合いをするときに、脚や手、時には、腹などに歯のない口で吸い付くことがあります。
その時、くわえ込んだら中々放さないのです。
すごい力があり、内出血を起こしたり、時には、太い足でさえ食いちぎられる場合もあるくらいです。
1度傷ついたカエルはたとえ治ったとしても色素沈着があり販売は出来ません。

飼育するカエルに負担をかけないようにしていれば、めったに病気になったりすることはないということです。
飼育ケースの消毒は、カエルを別のケースに移動させた時に、塩で擦りながら洗うだけです。
どこかの養殖者がカエルを全滅させたという話を聞いた時は、念のために、カエルが入った飼育ケースの中に塩をいれ、水を静かに流しっぱなしにします。
塩を入れたまま放置すると、その時間と塩加減によっては、反対に全滅させてしまうこともあるようです。
塩は、カエルの粘膜を分解してしまいますの保護膜を失ってしまうカエルは弱ってしまうということでしょうか。

ちなみに当方は、今まで一度もそういうことはないので、今までのやり方での飼育方法が良いということであると判断しています。
毎日、十分観察しながら、水の汚れ具合、エサの食べ具合によって、調節管理しているわけです。

確かに、 カエルには色々な病気がありますが、調子の悪いカエルはある兆候を示すことが多いようです。
健康なカエルは普段水槽の底にいることが多いし、両手を上にあげ、まるで神を賛美するかのような姿で水面に顔を出したりしています。
人が近づくといっせいに潜ろうとしますが、病気のカエルは、潜ろうとしてもすぐに体が浮いてしまい、潜ることができませんし、泳ぎ方も他のカエルとは違いますので、すぐに分かると思います。
他にも調子が悪い時や水質が悪い時、消化不良をおこしている時は、ずっと暴れて泳ぎ回っていたり、体力の続く限り水槽から抜け出そうと立ち泳ぎし続けていたりすることもあります。
また、激しい皮膚の脱落、痙攣、震え、生傷、体の膨張や吐血などがあるようです。

アフリカツメガエルは完全に水中生で、脱走の名人です。 長時間水から出ていると皮膚が乾いて死んでしまいます。 
もし、脱走したカエルを見つけた場合は、塩一つまみを入れた水の中に入れておくと、数時間で、きれいに汚い皮膚の脱皮がなされ、元気になってきます。
かなり、カパカパに乾いた死んだかのようなカエルでも、1日1回水を替えながら様子を見ていると、ほとんど2〜3日ほどで元気になります。



かさかさ病

症状:体色が灰色になり、皮膚がかさかさしてきて、皮膚の脱落が著しく増加して、体重も著しく減少するそうです。

処置:これは線虫が原因だそうです。 皮膚を引っかくと線虫を確認できるらしい。この症状は大抵腿から出始めるようで、初期のうちに見つければ0.1g/lチアベンダゾール水溶液で1日飼育した後、普通のきれいな水で飼育するようにすれば治癒できるということが、福岡女子大の弓削研究室のサイトに治療法として公開されていました。 この病気は伝染性が高いのですぐに隔離したほうがよいとのことです。


レッドレッグ(赤い足)

症状:皮膚、特に四肢からの出血、皮下に浮腫、四肢から震えがくるようです。

処置:この病気は気づくのが遅いと水槽内のカエルが全滅する可能性があるとのことです。 
獣医の先生が、抗生物質がいるならいつでも処方箋書くよといっていたので、抗生物質を飲ませたりするんでしょうね。
当方では、すぐ隔離して、かわいそうですが、焼却処分します。
塩ぐらいでは、治りませんでした。


■風船病

症状:体中がパンパンに膨れる

処置:この病気は、他のカエルに感染するような病気ではないようです。
別容器に隔離して放っておいて治ってしまったカエルはいますが、原因はよく分かりませんが、このようなものも販売はしません。
同じく、弓削研究室のサイトに治療法が公開されていました。


出血

症状:吐血、下血、皮膚からの出血

処置:この病気は見たこともないので、よく分かりませんが、伝染性が高いようです。


かび

症状:傷口などから白い糸が伸びている

処置:ピンセットで取り除いてから熱帯魚用の薬剤を使用するそうです。
しかし、治ったとしてもその部分だけ色素が抜けたりするので、販売することは出来ませんね。


 

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