アフリカツメガエルの飼育･エサ

■アフリカツメガエルの水槽
アフリカツメガエルの飼育上、特に注意しなければならないのが逃亡です。
脱走の名人です。
時々、お客様から「カエルは共食いするんですか?　カエルがケースの中からいなくなってしまったんです。」というお電話がありますが・・・
基本的に水から出ないカエルですが、水面から跳躍して昆虫などを捕獲する能力があります。　特に夜間活発に活動しますので、その時に脱走してしまいます。
逃亡を防ぐためには、フタをするか、水面から水槽の上縁までの高さをカエルの全長以上残しておかなければなりません。
元気の良いオスは、全長2倍以上あっても脱走することがあります。
また、子ガエルの場合は、水槽の壁を這い登って逃げることがありますので、ケースの壁面に添って「かえし」のある水槽にするといいでしょう。

 

■アフリカツメガエルの飼育水
水道水は塩素が入っていますので、2日ほど汲み置くか、ハイポを入れて塩素を取り除いた水を利用します。
子ガエルのよほど小さいもの、変態したてのものは、特に注意しなければなりませんが、成体の場合は、汲み置いた水で十分です。
当方は、一応水質検査をした井戸水を使用しています。
成長過程のカエルは、水温が高いほど早く成長しますが、真冬でも水温20℃ほどあれば、食欲もありますし、まったくヒーターを入れないとしても活動は鈍くなりますが、生きています。
ただし、水換えの時の水温の差はあまり変化を与えないほうがカエルのストレスが違います。
カエルはストレスに弱いです。
飼育時のエアレーションは行ったほうが良いでしょう。

当方は、養殖をしているわけですからこの限りではありませんが・・・

 

■アフリカツメガエルのエサ
餌として、ウナギの粒エサ、あるいは、練りエサを与えています。
変態直後の子ガエルは、いくらでもエサを食べ、与えても与えても与えるだけ食べてしまいますが、消化不良を起こすこともありますので、変態直後の子ガエル2cmほどの大きさのものには1日に2回、アロワナのエサとして購入された子ガエル3〜4cmほどの子ガエルには、1日に1回、5分以内に食べきる量を与えます。
食べれば食べるほど成長も良いのですが、その分水も汚れますので、その投餌回数に従い水換えも頻繁に行わなければなりません。
大きくなった成体へのエサは、週2〜3回行い、水は汚れたら適宜換えます。
養殖する場合は、ほとんど、ウナギのエサを与えて飼育していますので、ペットショップなどで販売されているカエルも人工飼料に十分なじんでいると思います。
赤虫や糸ミミズなどもよく食べますが、価格的には、ウナギのエサのほうが割安になると思います。


アフリカツメガエル用エサ価格（平成25年5月よりの新価格）

うなぎの練エサ　20キロ　9452円
うなぎの粒エサ　15キロ　7641円



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■購入したアフリカツメガエル・子ガエルの飼育
個人の方が、アロワナなどのエサとして購入された子ガエルの飼育に関して簡単に説明します。
基本的に、金魚を飼育するのと同じですので、難しいことはありません。
個人の方の多くは、アロワナのエサとして、2.5〜3cm、3〜4cm100匹購入されます。
熱帯魚用水槽60cmサイズで水量全体の6〜7割強で飼育します。
もちろん水は、汲み置いた水を使用します。
エサは、1日1回大匙１杯くらい与えます。
アロワナ70cm級を飼育している方は、子ガエル5cm以上のものでも軽く食べてしまいますので、毎日餌を与えて子ガエルを大きく成長させます。
アロワナ40、50cm級を飼育している方は（子ガエル2.5〜3cm）、週に2〜3回エサをくらい与えてください。
4cmほどの子ガエルも軽く食べてしまうほど元気であれば、エサを毎日与えて大きく成長させてください。
毎日エサを与えていると、水も汚れますので、その分水換えも頻繁に行わなければなりませんが、一度に全部の水換えはせず、多くても水量の半量から三分の二くらいにしたほうが良いです。
個人の方の水換えで失敗したという話は聞きませんが、アクアショップの方のほうが水換えでカエルを死なせてしまうことがあります。　濾過装置を設置している場合がそうです。